占いといえばタロットカードを連想する人も多いですよね。そもそもタロットカードとは一体どんな占いツールで、どんな種類や意味があるのかを解説します。
そもそもタロットカードとは
占いに用いられる合計78枚のカード
タロットカードとは、タロット占いに使用される78枚のカードのことです。元々はカードゲーム用の道具でした。タロットカードには1枚ずつ基本的な意味(キーワード)があるので、カードを複数並べたり1枚だけ引いたりして物事を占います。この「1枚引き」は初心者でも手軽にできるので、趣味でタロット占いをする人も多いです。
カードには良い意味も悪い意味もありますが、もし悪い意味のカードが出たとしても、それならどう対処するか…というところまで導けるのがタロット占いの良いところです。
タロット(tarot/発音はタロー)の語源については、14世紀に北イタリアのターロ川(Taro)流域でトランプとは異なるカードが作られていたことから、ターロ川にちなんでこう呼ばれるようになったとされています。
タロットは78枚1組となっていて、56枚の小アルカナと、22枚の大アルカナに分けられています。日本では小アルカナの認知度が低く、タロットと言えば大アルカナのみを指すのが一般的です。
小アルカナとは「杖・剣・聖杯・硬貨(ワンド、ソード、カップ、コイン)」の4種類があり、されにここから細かく分類され合計56枚あります。
大アルカナは「愚者」から始まり「世界」まで合計22枚の寓意画が描かれたカードです。小説、漫画、ゲームなど様々なメディアにも登場するので、タロットといえばこちらのイメージが強いですよね。
大アルカナの22枚という数字は、旧約聖書に出てくる「生命の樹(セフィロトの木)」の22本の経路と同じことから、両者は関連付けて解釈されることもあります。
「アルカナ」とはラテン語でarcanum=アルカーヌムの複数形arcanaであり、「机の引き出し」の意味から引き出しに「隠されたもの」を指し、さらに転じて「秘密」「神秘」などの意味になった。(引用:Wikipedia)
タロットカードのデザインについて
現在、タロットカードは様々なイラスト(デザイン)のものが世界中で生まれ続けているので、すべてのタロットカードを調べることは現実的ではありません。もし自分でタロットカードを買ってみたい場合は、基本のカードか、自分の好きなイラストのものを選びましょう。
現在流通しているタロットカードの原型となっている基本的なカードは、ライダータロット(ウェイト版タロット)です。
19世紀末のイギリスで創設された西洋魔術結社「黄金の夜明け団」のアーサー・エドワード・ウェイトという人物が、パメラ・コールマン・スミスというイラストレーター(画家)に指示して描かせたのがこの「ライダータロット」で、ライダー社から発売され大ブームとなりました。
タロットは当たる?どんな占いに向いている?
タロット占いが向いているのは「今」を中心とした直近~短期間の悩みを抱えている人です。
例えば生まれ持った運命や年単位の長期スパンでの物事を占うよりも、「今が転職のタイミングなのか」や「恋愛で相手が今どう思ってるか知りたい」というような悩みです。
カードは直感で選ぶので、その時の潜在意識からのメッセージを引き出せたり、その時必要なことを教えてくれるというイメージです。そのため、強く意識している悩みや不安に対する答えや方向性が出やすく「タロット占いは当たる」と感じる人が多いです。
複雑な答えを出すというよりは「YES・NO」や方向性などを示してくれるものなので、タロット占いをする際は知りたいこと・悩んでいることを自分の中で明確にしておくとよいでしょう。
「当たらなかった」という人は、知りたいことが漠然としていたり、求める回答が複雑なのかもしれません。そういう場合は、タロット以外の鑑定方法で見ていくと、知りたいことがわかったりします。(ウラナイエレナでは相談者様の悩みに応じて様々な鑑定方法で鑑定いたします)
また、タロットは「今」を中心にした占いなので、もし悪いカードが出てしまったとしても、その結果がずっと続くわけではありません。カードからのメッセージ(アドバイス)を読み取り、落ち着いて行動していきましょう。天気予報を聞いたりおみくじを引くような気軽な感覚で試しても大丈夫です。
タロット占いに使われる用語
■デッキ(deck)
カードの組み合わせや山札(その場に積んでおく札)のことです。「デッキを構築する」「デッキを組む」などと言います。船のデッキ(甲板)や展望デッキと同じ英単語です。
■スプレッド(spread)
英語で「広げる」という意味で、カードの並べ方を指します。有名なところでは7枚引きの「ヘキサグラムスプレッド」、10枚引きの「ケルト十字スプレッド」など。
■ワンオラクル(one oracle)
オラクルは神託、託宣の意。カードの一枚引きのことで、とてもシンプルな占い方法です。2枚引きの「ツーオラクル」もあります。
■展開する
カードを表向きにして並べることです。
■シャッフル (shuffle)
カードを混ぜることです。
■カットする(cut)
カードの山をいくつかに分けることです。
大アルカナの種類(major arcana)
大アルカナは合計22枚あり、順番配列には複数の説があります。ここではスタンダードなライダー版タロット(ウェイト版タロット)に沿って解説します。
小アルカナの種類(minor arcana)
小アルカナはトランプの原型であるとも言われ、4つの組(スート suits)の以下に数字や人物札で分類され合計56枚あります。
■4スート(杖・聖杯・剣・硬貨)…トランプでいう♣・♥・♠・♦(クラブ・ハート・スペード・ダイヤ)のいずれかに関係すると言われています。
■数札(pip cards)…1~10までの数字札
■人物札(court cards)…小姓(page)騎士(knight)女王(queen)王(king)
ここでは基本の4スートのみ解説します。それぞれが四大元素(火/風/水/土)のどれを象徴するかも合わせて記載します。
気軽にタロットを試すならウラナイエレナへ!
タロット占いは一枚引き(ワンオラクル)など気軽にできるので、自分の趣味で始めてみても楽しい占いです。しかしその組み合わせや意味などは奥深く、本当に悩んでいる人や自分の直感が信じられない方(邪念が入りそう、主観で考えてしまいそう…という方)は、プロの占い師に見てもらったほうが、納得できる答えを導き出せるかもしれません。
自分の中には無かった解決方法や方向性を導けるのが、プロの占い師です。(でもその解決方法は、あなたの潜在意識の中に眠っていただけの答え…つまりあなた自身の力や可能性なのかもしれません)
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